リスクコントロールの話

この大暴落でかなりの額を失ってしまった

後悔はそこまでない

しかし、その選択をしてしまった自分のリスクコントロールに悲しくなっている

なのでいろいろしらべたところぱりてきさんのブログにそのことをかいていたのでコピペする

少し前にリスクコントロールの話をしたけれども、僕のリスクコントロールに対する私見の続きをば。その時も書いたけれども、僕は相場観で負けるのは仕方がないことだと思っている。それは未来は誰にもわからないものだから。未来がわかるような口を叩くのは、およそ下手くそと詐欺師ばかり。未来は誰にもわからない以上、相場観で負けるのは仕方がないことなんだよ。その代わり、リスクコントロールで負けるのは絶対に許されないことだと思うんだよな。なぜならリスクコントロールは完全に自分で設計出来るものだから。この部分での負けはあってはならないことだと思う。良くあるパターンでさ、相場観で負けて頭に血が昇っちゃって我を忘れて大ロットに手を出して爆死。みたいなのがあるけれども最悪のパターンだよね。相場観で負けるのは仕方がないんだよ。でも、どんなときもリスクコントロールだけはやり遂げなきゃいけない。

んで、リスクコントロールとはなんぞやって話になるのだけども、どれだけリスクを取れるかというのは各自全然違うから、リスクコントロールも千差万別なんだと思う。例えば実家がボンボンだったらいくらでもリスクは取れるはず。最後はスネを囓れば良いんだからさ。ボンボンやその反対に囓るスネがない人、兼業で毎月収入がある人、専業で収入源が株のみの人、若い人、お年寄り、みんなそれぞれ取れるリスクって変わってくると思う。だからまずは自分はどれだけのリスクを取ることが出来るのかをしっかり考えなきゃいけないと思うんだよな。

僕のケースで言うと、僕は19歳から株を始めたのだけども、当時の収入は手取りで350万くらいあったのね。だからもう初期の頃は無茶張りを何度もしてた。運が良いことに信用口座を開いていなかったので、たいして大損はしなくてすんだのだけども、多分このころ信用口座を作っていたら911で完全退場していたと思う。その後、りそな救済後の銀行株相場から信用口座を開設して、全力二階建てでみずほを買いまくったりしていたんだけども、資産が2000万円を超えたあたりから全力二階建てが怖くて出来なくなったんだよね。2000万とか働いて作るには大きすぎるお金なので、僕はびびってしまってそこでチキンレースからは完全に降りた。それ以降はコツコツ主体のトレードで1銘柄に対する総量規制も作って不測の事態が起きても大丈夫な様に、リスクを自分で設計するために心血を注いだ。だからさ、その後の新興大バブルとか、僕が下手くそなのを差し引いても大きくは乗っかれなかったんだよな。周りの人たちは物凄い勢いで資産を増やしていくのに自分はうまく乗れずに凄く焦ったのを覚えてる。でもさ、その後リスクコントロールがきちんと出来なかった人たちは、みんな儲けたお金を全部返上しちゃっていたからね。チキンレースに早降りして、リスクコントロールが出来る体になっていたことが今に繋がっているのだと考えれば、それは結果的には良かったのかも知れない。

リスクコントロールが出来ない人は、必ずどこかでバーストしちゃうんだよね。それは未来は誰にもわからないものだから。必ず不測の事態は起きるから。リスクをコントロールすればこそ、不測の事態にも耐えられるんだよ。自分自身の置かれている状況を見つめて、自分はどれだけのリスクを取ることが出来るのかを導き出さなきゃいけない。チャートやファンダを研究することも大事だけれども、このリスクコントロールの部分を研究することはもっと大事なことだと僕は思う。じゃあ、リスクコントロールって具体的にどうすりゃいいのって話になるのだけども、これは凄く簡単な話だ。ロットを下げること。これだけ。ヘッジとか所詮は弥縫策。ロットを下げることでしか、リスクコントロールは究極には実現出来ない。そう思う